【介護】化物語・忍野メメから学ぶ、利用者からの「ありがとう」の先の話。【自立支援】

2021年1月24日日曜日

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(๑´ڡ`๑)<ヒトリデカッテニタスカルダケ


こんにちは。ポカン(@illpokan)です。


普段は老人ホームで生活相談員をしたり、依頼を受けて介護の講師をしたり、福祉の仕事をメインに活動しています。プライベートでは、3人の娘の父親だったりします。

このブログ【ライフ・イズ・ビューティフル】では、介護、福祉全般、資格取得、ライフハック等の人生を豊かにする情報を発信しています。


今回のブログのテーマは【介護】。

その中でも、介護職の【やりがい】に着目して語っていきたいと思います。


それでは、最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。


介護の仕事のやりがいとは?


介護の仕事のやりがいとは何か?

その答えは、人それぞれ様々あって、答えはひとつではないと思います。

ですが、その前提を踏まえた上で、それでも共通して言えることはないか考えてみると、ひとつの共通した感情が浮かび上がってきます。

それは、貢献感と呼ばれる感情です。

具体的に言うと、「誰かのためになっている。」や「誰かの役に立つことができている。」といったものです。

お金という報酬以外でやりがいを考えた時に、多くの介護職が求めている感情は、この【貢献感】なのではないでしょうか。

利用者からの「ありがとう」の効果と限界


介護の仕事をしていると、貢献感を実感できる場面が、たまに訪れます。


それはどんな場面かというと、

利用者から「ありがとう」と言ってもらったときです。

この「ありがとう」という言葉が持つ効果は絶大で、言ってもらえたら、めちゃくちゃ嬉しいですし、今後の仕事のモチベーションにもつながっていきます。


ですが、現実はそう甘くありません。

介護現場において、利用者から「ありがとう」と感謝の言葉を言っていただけることは、ほとんどありませんし、「ありがとう」を求めすぎてしまうと、言ってもらえなかった時に、どうやってモチベーションを維持していけば良いのか、わからなくなってしまいます。

利用者からの「ありがとう」をやりがいにするのには限界があるということです。

利用者の自立に喜びを感じる

では、何をやりがいとして介護の仕事をすれば良いのでしょうか。


結論から言うと、

Q.何をやりがいとして仕事をすれば良いか?
A.「利用者の自立をやりがいとする。

となります。


こう考えることで、【介護=自立支援】である日々のケアは、それ自体がやりがいへと繋がっていきます。

【もらう】ことではなく、【与える】ことに喜びを見出すんですね。


さらに、『化物語』という作品に登場する『忍野メメ』というキャラクターのこんな名言があります。

「助ける?そりゃ無理だ。君が勝手に一人で助かるだけだよ。お嬢ちゃん」
ー忍野メメ

【勝手に一人で助かるだけ】。


言われてみると、【助かったかどうかは利用者の主観】です。

主観だからこそ、利用者からの「ありがとう」は、それなりの価値を持つのですが、介護職がそこまでコントロールすることはできませんし、すべきではないとも思います。


一人で勝手に助かった利用者のイキイキした表情を見ることに至福を感じる。


なんか、すげー良いと思いませんか? これがやりがいと言えたなら。

介護の仕事がもっと楽しく感じられると思います。

利用者からの「ありがとう」は、たま~にもらえるプレゼントってことで。


あー、そういう人になりたいぜ。

まとめ

今回の記事をまとめます。

  • やりがいのベースは貢献感。
  • 利用者からの「ありがとう」だけで仕事をするのは難しい。
  • 【もらう】ことよりも、【与える】ことをやりがいとする。
  • 【利用者の自立】に喜びを感じることができると仕事が楽しい。

今回は以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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