どうも、ポカンです。
今回は、福祉業界における資格取得について、改めて考えてみたいと思います。
福祉の仕事に従事している人であれば、ほとんどの人が資格取得を意識しているのではないでしょうか?
例えば、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士は、福祉業界において三福祉士と呼ばれる国家資格で、正社員としての雇用条件になっていることも多々あります。
3つとも名称独占資格ではありますが、地域包括センターに社会福祉士が必置になっている等、業務独占資格に近い位置づけになっているものもあります。
(地域包括センターでは、社会福祉士の確保が困難な場合は、社会福祉士に準ずる者の配置も認めています。)
また、高齢者福祉においては、介護支援専門員(ケアマネジャー)もメジャーですね。
そんな中、よく「資格不要論」って耳にしませんか?
- 「資格なんか取ったって意味ないよ。」
- 「現場での経験がすべてだろ。」
- 「資格なんか持ってないけど十分稼げているよ。」
といった内容の話です。
職場でも、そういった話を耳にすることはないでしょうか。
でも、実際のところ、どうなんでしょう?
私の持論ですが、資格取得は、その行為自体が大きな意味を持っています。
それに、このブログは、社会福祉士国家資格の取得を目指している方を応援するブログです。(受験生のみんな、がんばれー!!)
なので、今回は「資格は取得したほうが良いよ!」という立場から、話を進めていきたいと思います。
とは言っても、ただ単に資格を取得するだけでは、あんまり意味がないってことも事実です。
そこで今回は、以下の2本立てで書いていきます。
- 資格を取得するメリットとデメリットは?
- 資格取得において絶対にやってはいけないこと
これからは、資格取得のことを
もう意味ないとは言わせない!!のだッッ!!
バーン!!
あれ?w
1.資格を取得するメリットとデメリットは?
さっそく、メリットとデメリットを書いていこうと思うのですが、そもそも資格を取得する上でデメリットってあるんでしょうか?
デメリットについて
考えられるデメリットとしては、以下があるかと思います。
お金がかかる
まず、資格を取得するにはお金がかかります。(切実)
受験する際の受験料はかかりますし、3福祉士になるためには、受験する以前に受験資格が必要となります。
受験資格を取得するためには、大学や養成校に通うための学費も必要となります。
実際、私も社会福祉士の受験資格を取得するために50万円近くの学費を支払っています。(実習費を含む)
資格取得後も、登録料やその他諸々のお金がかかってきます。
資格っていうのは、タダでは手に入らないってことです。
勉強する時間が必要
また、資格を取得するには、勉強をして知識を蓄える必要があります。
学生ならともかく、仕事をしながら資格取得を目指す人にとっては、勉強時間を捻出するのは至難の業です。
自分の自由な時間を資格の勉強に費やして、それでも結果がどうなるかわからないという厳しい現実があります。
そういったデメリットがあることを踏まえた上で、自分にとって本当に必要な資格なのか、改めて考える必要があります。
こういった点は、しっかり押さえておきたいですね。
メリットについて
それでは、逆に、メリットはどんなものが考えられるでしょうか?
資格を取得するには、専門的な分野の勉強をすることになるので、専門的な知識が身につくのは当然なので、それ以外の観点で考えてみようと思います。
私の考える資格取得のメリットは以下の通りです。
自分の実力を示す上での説得力になる
いくら現場で経験を積んだとしても、その証拠となるものがなければ説得力に欠けてしまいます。
そんな時に、資格を持っていれば、それだけで説得力になり得ます。
その業界に精通している人であれば、資格の名前を見ただけで、その人がどの程度の実力を持っているのか、どの程度の努力をしてきたのかが、ある程度判断できます。
そう、資格とは説得力なのです。
合格することが成功体験となり自信につながる
資格を取得するためには、一定の努力が必要となります。
疲れた身体に鞭打って、睡眠時間を削って勉強をした成果が「合格」という形で自分に返ってきます。
苦労しただけ、合格した時の達成感は「ぱないの!!」です。(半端ないのぅ)
この成功体験が、今後の人生を送っていく上での自信につながります。
これは、お金で買えるものではありません。まさにプライスレスです。
成功体験は、さらなる成功体験を生みます。
資格取得には、それだけの価値があるってことです。
勉強する良い習慣が身につく
社会人にとって、なかなか身につかない習慣が「勉強」だと思います。
学生時代は、当たり前のように出来ていた習慣だったはずが、社会人になった途端、勉強をしなくなる。
「仕事に追われて、それどころではない。」ということもあるかもしれません。
ですが、本当にそうでしょうか。
自分の生活習慣をイチから見直してみると、いたる所にスキマ時間が存在します。
また、無駄にスマホをいじっていたり、思考停止してぼーっとしている時間もけっこうあったりします。アヘ顔ダブルピース状態ですね。
そんな今まで無駄に過ごしていた時間を、勉強に費やすことが出来たら、未来の自分はどんな変化を遂げているでしょうか。
ちょっと想像してみただけでも、ウキウキしてきませんか?
資格取得がきっかけとなり、自分の生活習慣が見直され、有益なルーティン行動が形成されていきます。
良いことがいっぱい!
デメリットもありますが、それを上回るメリットがたくさんありますね。
「資格不要論」を話す人もいますが、有資格者であることを評価する風潮がある以上、資格を取得して損をすることはないと思います。
それに、無資格の場合は、周囲の人たちを納得させるだけの圧倒的な実力が必要となります。
ある程度の結果を残した人が、結果論として「資格不要論」を論じるのはわかりますが、何も結果を残していない人が「資格なんかいらね~w」というのは、とんかつを食ったこともないやつが「とんかつクソまじぃーwww」と言っているのと同じです。(なんか違うことはわかってる。わかってるけど、バファリン並のやさしさで流してほしい)
とはいったものの、「お金がかかる」という点については、生活に直結する問題だと思いますので、そこは、お金と資格取得を天秤にかけて、その資格が自分にとって本当に必要なのか、しっかりと見極める必要があります。
2.資格取得において、絶対にやってはいけないこと
資格を取得することは良いことだ!
ってことを書いてきたのですが、やってはいけないこともあります。
それが以下の2点。
- 資格取得自体が目的になってしまう
- 資格を取得したことに満足してその後は何もしない
資格とは、自分の人生の目的を達成するための道具であるべきです。
資格取得自体が目的になってしまったのでは、まったく意味がありません。
自分が描いているキャリアの中で、その資格が本当に必要であるからこそ意味があるのです。
資格取得自体が目的の人は、取得した時点で満足してしまい、それ以降、その資格を活かした行動がとれません。
資格を取得する目的や動機が曖昧な人は、もう一度、
「なんで資格を取得するの?」
という言葉を自分自身に問いかけてみてください。
何かしらの新しい発見があるかと思います。
それでは、今回は以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!