【社会福祉士】勉強を始める前にやるべきこと①

2018年4月21日土曜日

社会福祉士 福祉

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社会福祉士国家試験は、勉強なしで合格するのはまず不可能です。



社会福祉士の学習を進めていく中で、まず始めに取り組むタスクは学習計画の作成です。



自分に合った学習計画を立て、自分ができること&自分がやるべきことを明確にしてから取り組む必要があります。



試験の概要を知る


学習計画作成の際に必要なこととして、試験概要を把握しておくことが重要です。



まず、試験の概要ですが、ざっくり言うと以下の通りです。

  • 問題数は全部で150問
  • 試験時間は、午前135分、午後105分の合計4時間
  • 1問に使える時間は1分半程度
  • 合格基準は総得点の60%程度(100点取らないと安心できない)
  • 18科目中1科目でも0点があればアウト(合格基準点を超えててもアウト)

参考までに出題科目も記載しておきます。



以下が出題科目です。※()内は出題数。18、19は併せて1科目扱い。

  1. 人体の構造と機能及び疾病(7)
  2. 心理学理論と心理的支援(7)
  3. 社会理論と社会システム(7)
  4. 現代社会と福祉(10)
  5. 地域福祉の理論と方法(10)
  6. 福祉行財政と福祉計画(7)
  7. 社会保障(7)
  8. 障害者に対する支援と障害者自立支援制度(7)
  9. 低所得者に対する支援と生活保護制度(7)
  10. 保健医療サービス(7)
  11. 権利擁護と成年後見制度(7)
  12. 社会調査の基礎(7)
  13. 相談援助の基盤と専門職(7)
  14. 相談援助の理論と方法(21)
  15. 福祉サービスの組織と経営(7)
  16. 高齢者に対する支援と介護保険制度(10)
  17. 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度(7)
  18. 就労支援サービス(4)
  19. 更生保護制度(4)

ボリューム満点ですね 笑



これらをひとつひとつ自分のタスクとして落とし込んでいくことが学習計画の作成になります。


ゴールを決め、大まかな学習計画を立てる


まずは学習のゴールを設定します。



ゴールは国試の試験日となります。



先にゴールを決めて、それまでにどれくらいの時間を確保できるのかを見積もっておくと計画が立てやすいです。



今年(2018年)は2月の1週目が試験日でしたので、仮に2019年2月に受験するのであれば、学習期間は5月~来年1月末までの9ヶ月間。



2020年2月に受験するのであれば、5月~再来年1月末までの21ヶ月間になります。



この学習期間は言い換えると、試験までの残り時間です。



この残り時間の中で19科目という膨大な知識量をインプットする必要があります。



また、インプットするだけでは試験問題は解けませんので、過去問題や模擬問題に取り組むことで、問題を解くスキルを向上させる時間も必要になります。



つまり、インプットとアウトプットを織り交ぜながら効率よく学習を進めていくことが必要です。



私の経験上、問題集を解きまくる期間は2ヶ月ぐらいは必要だと思います。



そうなると、科目ごとの重要事項をインプットできる期間は7ヶ月となります。



2019年に受験する場合を例にして考えてみると、以下のようになります。



■2019年に受験する場合
 学習期間:残り9ヶ月
 5月:人体、心理、社会システム
 6月:現代社会、地域福祉、福祉行財政
 7月:社会保障、障害者、低所得者
 8月:保険医療、権利擁護、社会調査
 9月:相談援助基盤、相談援助理論、福祉サービス
 10月:高齢者、児童、就労支援、更生保護
 11月:苦手科目の復習
 12月:問題集
 1月:問題集
 2月:本番



上記の計画を見るとわかると思いますが、かなりタイトなスケジュールになっています。



やはり、学習に取り組む時期は早ければ早いほど良いですね。



2020年に受験する方は、今のうちから学習を始めていれば、もっと余裕を持って取り組むことができると思います。



計画は、大日程(年)⇒中日程(月)⇒小日程(日)といった順序で落とし込んでいくと、計画が立てやすく、より実践的なものになっていきます。



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