【雑談】【ライフハック】ラグビーから学ぶ人生哲学③

2018年6月6日水曜日

ライフハック

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「ラグビーから学ぶ人生哲学」の最終章です。

それでは、さっそく行きましょうか!

第一弾と第二弾はこちらから。

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【雑談】【ライフハック】ラグビーから学ぶ人生哲学①

【雑談】【ライフハック】ラグビーから学ぶ人生哲学②


不安なんか大声を出せば吹っ飛ぶ


ラグビーでは、試合前に円陣を組みます。

必ずではないかもしれませんが、ほとんどのチームがやっていると思います。

えんじん
【円陣】
多くの人が集まって、輪の形にならぶこと。 「―を組む」

試合前の選手は非常にナーバスな状態となっています。

毎日の辛い練習の成果を「勝ち」or「負け」でハッキリと審判されるわけですからね。そりゃナーバスにもなります。

わかりやすくいうと、「すげー不安!」なわけです。

それが、円陣を組むとどうでしょう。

チームメイト同志で肩を組み合い、大声を張り上げ、お互いを鼓舞して、自分の気持ちを極限まで奮い立たせる。

すると、不安なんか一瞬で吹き飛びます。

一瞬で「やってやる!」というマインドに切り替わるのです。

これは実生活でも活用できます。

やり方は簡単で、何か不安なことがある時は、とりあえず大声で叫んでみるのです。

周りのことなんか気にせずに、腹の底から、自分が出せる限界の声で叫びます。

私の場合は、失敗できない仕事などがあり不安とプレッシャーでいっぱいな日は、朝シャワーを浴びているときに、ドラゴンボールの悟空の真似をして、超サイヤ人になるようにしています。

オススメなので、是非試してみてください。(オラ、わくわくすっぞー)

気持ちは熱く、頭はクールに


この言葉は、私が高校生の頃、監督に言われた言葉です。

普段は「温厚」なのがウリの私ですが、試合になると凶暴化して、手がつけられなくなるときがあります。

大学生や社会人になってからは、試合中も俯瞰してゲームをコントロールできるようになりましたが、高校生の頃は、血の気も荒く、試合になると口も悪くなるし、反則してくる相手には容赦なく悪質タックルをするような野蛮な人間でした。(おい、やめろ!)

そんな私が高校生の頃、県選抜の練習試合で埼玉に行った時の話です。

相手がどこだったかは失念してしまいましたが、やたらとオフサイドという反則をして、プレッシャーをかけてくるチームでした。

1回や2回ぐらいなら、「仕方ない」と流すのですが、ボールを離した後もぶつかって次のプレーを遅れさせたり、トライチャンスの時にパスするのを妨害してきたりと、何かと「うざい」プレーを再三にわたり行ってきたのです。

私の怒りは沸点に達しました。

気づいたときには、その選手のことをボコボコに殴っていたのです。

それは、ラグビーにおいて、絶対にやってはいけない重い反則なので、一度全体のプレーが止められ、レフリーから厳しく注意されました。

レフリー「いったんゲーム止めます。キャプテンだれ?」

ポカン「あ、はい」

レフリー「キャプテンがそんなことやったらダメだろ!今のは邪魔したほうも悪いけど、君のほうがもっと悪い。次やったらシンビン(退場)だからな!」

その言葉を耳にした瞬間、私は羞恥心に支配され、その場から逃げ出したい気持ちでいっぱいになりました。

試合後、自分のやってしまった行為に猛省し、頭を抱えていると、監督から呼び出されました。

恐る恐る監督のところへ行くと、監督はいつもの落ち着いた口調で口を開きました。

監督「ポカンさー。なんであんなことやったん?」

ポカン「…。」

監督「気持ちが熱いのはいいんだよ。でも、頭はクールじゃなきゃ。」

その言葉は、私の心に突き刺さりました。

それ以降、私はラフプレーはもちろんしなくなり、試合も俯瞰的に捉えることができるようになりました。

言葉ひとつで人は変われるんですね。

先生ってやっぱすごいや。

目的をしっかり持つ


目的を持ってプレーすることは非常に重要です。

例えば、パスひとつとっても、「なんでパスしたのか」という理由を説明できなければ、結果的に得点につながったとしても、それは単なるまぐれに過ぎません。

特に、ラグビーにおいて、ディフェンスについては、この「目的を持ってプレーできているか」によって、プレー自体が大きく変わってきます。

何のためにディフェンスするのか。

その答えは、「相手からボールを奪って、自分たちのボールにするため」です。
ボールの支配権を奪うためにディフェンスをするんですね。

これをラグビー用語では、「ターンオーバー」と言います。

つまり、「ディフェンス=ターンオーバー」なのです。

これがしっかり理解できていない選手は、タックルに行くだけでプレーが終わってしまいます。

その選手にとっては、「ディフェンス=タックル」なのであり、「ボールの支配権を奪う」という肝心な部分が抜けています。

なので、せっかく体を張って、いいタックルを続けたとしても、ボールの支配権は相手のままとなり、一生得点することができないという状況に陥ってしまうのです。

無駄なことをしないためにも、目的意識を持つことは非常に重要です。

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勝った人にしかわからない景色がある


努力が報われた時の達成感って異常ですよねw

日々の辛い練習に耐え、やりたいことも我慢して取り組んで来た結果が、「勝利」という形で返ってくる。

ラグビーをやっていて、これ以上に嬉しいことはありません。

満たされた気持ちでいっぱいになります。
陶酔感や多幸感がハンパない。

メンタル的なところ以外にも、勝つことで得られるものはあります。

例えば、高校の県の予選で優勝したチームしか花園(全国大会)に行けないように、勝ったからこそ味わえる経験というものが必ずあります。

つまり、勝った人にしかわからない景色があるのです。

勝つことで得られた快感は、次の練習のモチベーションにつながります。

「またあの感覚を味わいたい」という気持ちになるので、どんな辛い練習にも耐えることができるのです。

その欲求はとどまることを知りません。

これは、仕事や私生活の成功体験にもつながる話で、成功の喜びを知っていることが、次の行動への原動力となっていくのです。

小さな成功体験を積み重ねていくことが、後々の大きな成功につながっているのだと、私は信じています。

負けて終わりではない


勝つことで得られることは、とても大きいです。

成功した人にしか見れない景色はたしかにあります。

ですが、負けることですべてが終わってしまうわけではありません。

負けることは、ある意味「失敗」と同義です。

失敗が続くと、心が折れかけてしまい、「負けてもいいや」なんてことを言ってしまいそうになるときもあるかと思います。

ですが、本来、人は「負けず嫌い」であるはずなんです。

幼少期のことを思い出してください。

誰かから文句を言われたり、バカにされたりしたら、今よりも、もっとムキになって怒っていませんでしたか?

それが大人になるにつれて失われていく。

私たちは元々負けず嫌いで、「このまま終わってたまるか」と思っているはずなんです。

もっと自分の気持ちに正直になって、「負けてもいいや」なんて絶対に口にしないようにしていきましょう。

失敗することで、現状の課題が浮き彫りとなるので、その課題を解決するために必死になって考え、行動することができます。

失敗は成功までのプロセスです。

過去はすべて肯定して、絶対に成功してやりましょう。

失くした何かの埋め合わせを 探してばかりいるけど
そうじゃなく 喪失も正解と言えるような
逆転劇を期待してる そしてそれは決して不可能じゃない
途絶えた足跡も 旅路と呼べ ー 命にふさわしい / amazarashi



結局は自分自身との勝負


私の座右の銘は「克己」です。

こっき
【克己】
自分の欲望や邪念にうちかつこと。 「―心」

中学時代のラグビー部の恩師が卒業の時にくれたメッセージです。

成功も失敗も、希望も挫折も、結局は自分自身に打ち克てるかどうか、にかかっていると思います。

だからこそ、自分の人生を他人の評価に任せる必要はありません。

自分に打ち克つことが全ての成功につながっています。

「ラグビーから学ぶ人生哲学」

最後は、amazarashiのこの曲で締めたいと思います。

昨日から雨は止まない このままでは終わらない
敗北 挫折 絶望がラスボスじゃねえ
自分自身にずっと負けてきた 勝てない訳ないよ自分なら
僕が一番分かってる 僕の弱さなら ー もう一度 / amazarashi



まとめ


終盤は、「amazarashiから学ぶ人生哲学」になってしまいましたがw

ラグビーに限らず、スポーツに取り組んで得ることは非常に多いです。

いや、これはスポーツに限ったことじゃないかもしれません。

何でもいいから、「無心で没頭できる何か」を見つけて、それに真剣に取り組む。

そんなことに出会えたら、とても幸せなことですし、人生を送る上での糧になることは間違いありません。

それが私にとっては、たまたまラグビーだったというだけです。

この記事を読んで下さった皆さんにも、何かにハマった経験があると思います。

その「何か」と、今一度、深く向き合ってみてください。

これから、自分が向かうべき方向を指し示してくれるはずです。

さいごに


三回に分けてお送りしてきた「ラグビーから学ぶ人生哲学」ですが、これにて完結です。

シェア、リツイートなどしていただけると、とっても嬉しいです。

そして、ラグビーに興味をもってくれる方がいたら、さらに嬉しいです。

それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



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